不動産に関わる法律である、区分所有法について、基本的なことを理解しましょう!

区分所有法とは?

正式名称『建物の区分所有等に関する法律』は、分譲マンションなど集合住宅で生活する場合の最低限のルールを定めている法律です。

略称を区分所有法と呼びます。

区分所有権とは?

マンションにおいては、各部屋など購入した人が専用で使える専有部分、エレベーター・エントランスなど他の購入者と共同で利用する共有部分に分けられます。

上記のうち、専有部分の所有権について、区分所有権と言います。

マンションの専有部分の土地を利用する権利については、敷地利用権と言います。

ご注意事項として、区分所有権・敷地利用権については、原則的に分離するということはできません。

規約とは?

マンションにおける一般的なルールのことを指し、この規約の変更であったり、決定事項は、集会を開いて決定します。

集会においては、区分所有者や専有部分の持分割合の議決権に応じて、決定されます。

集会における決議要件

  • 一般的事項・・・区分所有者・持分割合の議決権によって、過半数の賛成で決議
  • 規約設定・変更・廃止・・・4分の3以上の賛成で決議
  • 建て替える場合・・・5分の4以上の賛成で決議

京都ミライズ税理士法人からのワンポイントアドバイス

区分所有マンションの土地の相続税評価額を計算する時は、全体の土地を評価してから持分割合により按分することになります。
そのため、専有面積が同じであれば、低層でも高層でも土地の評価額を同じになります。

※投稿時点の情報であり、現在の法律と変わっている可能性がございます。ご了承くださいませ。

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