贈与とは?贈与の形態と納税義務者、計算〜申告納付の流れ
贈与税が課される贈与とはどのようなものか、基本をおさえて、全体の流れも把握しましょう!
贈与のポイントを知ったあとは、計算の仕方・税率、贈与税の特例、最後に申告納付の流れとなります。
今回は、基本である贈与とは?贈与の形態についてご説明します。
贈与とは?
現在、生存している個人から財産をもらう契約を指します。
合意によって贈与は成立するため、贈与は口頭・書面、どちらもで有効な契約となります。
※書面による贈与契約は撤回できませんが、口頭による贈与契約は各当事者が撤回することが可能です。
注意事項として、この場合においても、すでに履行が終わった部分は撤回することができません。
4つの贈与の形態
1.通常の贈与 | 贈与のたびに、贈与契約を結ぶもので、以下の2.〜4.に該当しないもの |
2.定期贈与 | 定期的に一定額を贈与するもの ※例として、毎年120万円を10年間にわたって贈与するなど |
3.負担付贈与 | 贈与を受けた人に一定の義務を負わせるもの ※例として、土地・建物を贈与するので、購入のための借金2000万円を負担するなど |
4.死因贈与 | 贈与をする人の死亡により、発生する贈与のこと ※贈与税ではなく、相続税の課税対象となります |
贈与税の納税義務者は?
贈与を受けて財産を取得した人に、贈与税が課されます。
贈与を受けた人は、贈与税がかかるのか、計算をした上で、申告納付が必要となります。
京都ミライズ税理士法人からのワンポイントアドバイス
贈与はお互いの合意によって成立します。
贈与を受けた後、受贈者がその財産を管理、使用することも重要となってきます。
※投稿時点の情報であり、現在の法律と変わっている可能性がございます。ご了承くださいませ。