ニューストピック (11/30)
<所得隠し>トヨタ子会社の関東自工、4年間で2億7千万円
トヨタの子会社で自動車製造の「関東自動車工業」(神奈川県横須賀市)が東京国税局の税務調査を受け、05年3月期までの4年間で、約2億7000万円の所得隠しを指摘されていたことが分かった。申告漏れ総額は約3億2000万円に上り、国税局は重加算税を含め、約1億2000万円を追徴課税(更正処分)したとみられる。
同社などによると、静岡県裾野市の東富士工場が、取引先の塗料販売会社(東京都台東区)の沼津営業所(静岡県沼津市)に対し、塗料の代金を水増し請求させることで所得を圧縮していた。水増し分は同工場側に還流させ、機械設備の新設や更新などに使っており、国税局は、この水増し分について悪質な所得隠しと判断した。
関東自動車工業は、トヨタ車の開発、設計から製造までを行う子会社。高級乗用車のセンチュリーやクラウン、レクサスなど年間約43万台を生産している。昨年度の売上高は約6611億円で、経常利益は約124億円。
同社総務・渉外部は「国税局の指摘に従う。今後は適正な納税を行っていきたい」としている。
スポーツニューストピック (11/30)
U−21日本、白星発進も超格下パキスタンに1点差…アジア大会サッカー
アジア大会サッカー2次リーグF組 日本3−2パキスタン(29日・ドーハ)12月1日の開会式を前に各競技が本格的にスタート。サッカー男子2次リーグのU−21(21歳以下)日本代表はパキスタンに3−2の辛勝を強いられる苦しい船出となった。
迷わず狙った。中央を見ながらも気持ちはゴールへ向いていた。前半2分。ゴールを左前方に見て約30メートルのFK。キッカーは本田圭。怖さを知らない相手は壁1枚。「勝つことが一番大事」。思い切りよく左足を振り抜くと、無回転ボールが右のネットを揺らした。
同じ名古屋で共に戦ってきた元日本代表DF秋田豊が今季限りで戦力外と発表された。報道陣からその事実を知らされ、「え? 本当ですか?」と驚いた。「チームを大きく変えてくれた人。あの人の影響力はすごい。僕もその1人。一緒にやれないのは残念」。05年に入団して大きな影響を受けた大先輩。一番の恩返しはピッチで成長した姿を見せることだった。反町ジャパン初ゴールを決めた男が、アジア大会のオープニングゴールもかっさらった。前半32分にはMF青山敏のロングフィードをカレン、谷口とつないで追加点。風邪で体調を崩していた平山も元気に先発出場し、チャンスを演出した。難しい初戦の45分を2点リードして折り返した。
後半も谷口がパキスタンを突き放すゴールを挙げた。11分。辻尾のシュートを頭でコースを変え自身2点目で勝利を近づけた。だが、簡単には終わらなかった。後半15分にはラスールに直接FKを決められ、37分にはアクラムにミドル弾をたたき込まれて1点差に詰め寄られた。焦りが見られる日本ベンチ。44分にはMF青山敏が2枚目の警告で退場になった。なんとか守りきったが、楽勝ムードから一転、薄氷の勝利。反町ジャパン発足後初の2失点と、大会制覇への道は険しそうだ。
税務ニューストピック (11/28)
東京地裁 移転価格税制で注目判決〜独立企業間価格の合理性、納税者に立証を求める
東京地裁はこのほど、タイの子会社への貸付金利が通常よりも低率であるとして移転価格税制が適用された事案で、課税当局の更正処分を適法として、日本の親会社の訴えを棄却する判決を行った(平成18年10月26日判決言渡 平成15年(行ウ)第559号)。
東京地裁民事第3部の鶴岡稔彦裁判長は、争点となった親会社から子会社への貸付利率は、経済的合理性を欠く低率なもので、移転価格税制を適用することは明らかとし、課税当局が独立企業間価格の算定に、比較可能な個別具体的な取引を見出すことができないことから実在の取引でない比較対象取引を用いた点についても、その算定方法を採用したことに合理性が認められるとした。
納税者側から、課税当局が用いた算定方法よりも優れた算定方法が存在し、算定される数値にもより高い合理性が認められるとの主張・立証がなければ、課税当局の主張を覆すことはできない。納税者にとっては厳しい判断が示されており、今後の移転価格課税事案に与える影響の大きい判決と言えそうだ。
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